こんにちは、理学療法士のtoshiです
さて前回、リハ評価のデータベースを作る話をしました。
直接このページを見ている方は、良ければ前回までの記事を読んでみてください。
前回までのあらすじ
前回までのあらすじは
- 入力シートを作る
- 評価値を溜めるデータベースシートを評価毎に作る
- マクロを用いて入力シートからデータベースシートへ評価値を登録する
大雑把にお伝えするとこのような形でした。
データベース化の記事では、グラフでの出力まで詳しくお伝え出来ませんでしたので
ここからグラフを用いた出力シートの作成を書いていきます。
出力シートを作る
まずは出力シートを作成します。
入力シートと出力シートを目立たせるために、見出しの色を変更しています
見出しの色は、シートを右クリック→「シートの見出しの色」で変更できます。
表・グラフを作る
グラフを3ヶ月分表示させるために
対応した表を作成します。
ここでグラフを作成するので、とりあえずの値を入力しておきます。
それでは、グラフを挿入してみましょう。
グラフにしたいデータ上のセルをクリックした状態(ここでは”B4″のTUG)で
挿入→おすすめグラフをクリックします。
グラフに適した形で表が作れていれば下のような画面が出現します。
おすすめグラフの折れ線グラフを挿入します。
グラフが作成できました。
次は10m歩行のグラフを作ります。
10m歩行は時間と速度の2要素があるので
折れ線グラフと棒グラフを組み合わせたグラフを作ってみたいと思います。
同様に10m歩行の表の一部(ここでは”B7″の10m歩行)をクリックして”おすすめグラフ”
全てのグラフ→組み合わせ を選び
“時間”を折れ線グラフ
“歩行走度”を棒グラフ
で表します。
これで、表に対応するグラフの作成が完了しました。
関数を用いて表を可変式にする
前回までの記事で作った、評価値のデータベースとリンクして
表及び、グラフを可変的に表示させる工夫を行います。
すでにグラフは表の値とリンクしていますので、表の中身を変更できるようにします。
表を上図のように項目を追加します。
ユーザが手動で変更する項目はID(B2)と、1回目(C3)・2回目(D3)・3回目(E3)の部分とし、IDと回数に対応した値を関数で表示させたいと思います。
ちなみに、1回目・2回目・3回目の部分は、関数の中で数字として用いるため、セルの中は1・2・3が入っており、表示形式を用いて1回目・2回目・3回目と表示しています。
関数はVLOOKUPを使用してIDに対応する値を抽出します。
(C4)のTUG1回目の値を抽出する式です。
1 |
=VLOOKUP($C$2,テーブル1,C$3*2+1,FALSE) |
検索値:C2(ID)
検索範囲:テーブル1(TUGのテーブル名)
列番号:C3×2+1(ID、氏名、日付、値、日付、値、、、なので、3,5,7,9…が求める列)
検索方法:FALSE = 完全一致
それでは、IDの部分を1から2へ変更してみます。
山田太郎から鈴木次郎へ表示が変わりました。値も上手く変わっています!
まとめ
前回のデータベース化したリハ評価の値を
VLOOKUP関数を用いてグラフ化する出力シートを作成しました。
当時、グラフの出力までVBAを用いることができなかったので、思いついた方法でした。グラフの出力ができるVBAも、またの機会に考えてみたいと思います。
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